毛穴の役割
人類の祖先は全身が毛で覆われていたと考えられ、毛穴から生えている毛によって、日光や寒さ、体に対する刺激などの影響を和らげていました。
しかし人類が進化することによって、頭などの毛を残し、人間の毛は退化して産毛や軟毛となりました。
毛穴は人間の体を守るという大切な役割を持っていたのです。
そして毛穴は、他にも重要な役割も持っています。
毛穴の奥には『皮脂腺』があり、次から次に皮脂を作ります。
皮脂は、お肌に対して重要な働きをしています。
まずひとつ目は、肌の潤いを保つ事です。
皮脂は毛穴から排出され、肌の表面で『皮脂膜』という薄いベールのようなものを作ります。
皮脂膜は、角質から水分が逃げていかないように、肌の潤いを保ち、保護します。
そしてふたつ目は、肌を弱酸性に保つ事です。
私たちの周囲の空気には、たくさんの病原菌が漂っていますが、その病原菌が活発に働くのはアルカリ性のお肌です。肌が弱酸性ならば、病原菌は活発には働けないのです。
皮脂は私たちの肌を弱酸性に保ち、病原菌から守ってくれます。
毛穴は、私たちの肌を守る皮脂を、肌表面に排出するという重要な役割を果たしています。